こんにちは!リクルート契約社員(ホットペッパー営業)卒業生のたけまごです。
この記事は以下のような人に向けて書きました。
- やっぱり雇用形態が気になる…
- リクルート契約社員のデメリットって何だろう?
- できればこの不安を埋めてくれる情報が欲しい!
私は2015年にリクルート(旧リクルートライフスタイル)に契約社員として入社して、2018年に卒業しました。
卒業後は総合広告代理店の「博報堂」に転職し、メディアプランニングなどに携わったあと、スタートアップ企業で営業マネージャーを経験し、現在は某上場企業にて営業マネージャーとして働いています。
この記事では、元リクの私がリクルートで勤務していた経験をもとに、「リクルート契約社員(ホットペッパー営業)」のメリットとデメリットについて詳しく解説します。
この記事を読めば、
- リクルート契約社員(ホットペッパー営業)で働くメリットは何か
- 逆にデメリットは何か
- 結局メリデメどっちが大きいの!?
これらが明確にわかるようになります。
私の結論としては、「長期的にみるとメリットが圧勝だから、もし受験するかどうか迷っているなら受けるべき」です。
それではいってみましょー♪
リクルート契約社員のデメリット

まずはデメリットから説明していきます。
- 契約期間が「3年」と決められている
- 正社員と比較して給与・年収が低い
- 正社員になるためは正社員登用試験を受験しなければいけない
リクルート契約社員(ホットペッパー営業)における契約社員という雇用形態のデメリットとしては、上記の3点です。
1つずつ詳しく解説していきましょう。
契約期間が決められているからこそ「契約社員」となります。
こればかりは絶対条件ですので変えられません。
3年間働いたのちに、正社員になるかそれ以外の道(主に転職)を歩むか決断しなければいけません。
この事実は、多くの日本人が求める「安定」という観点から言えばデメリットでしょう。
ただし長期視点で考えたときに、「高いスキルを獲得することが”安定”への近道」だという視点も持ちたいものです。
ただし、「リクルートで働いて自分を成長させたい」だったり、「卒業後は起業したい」と考えている人に関しては特に問題ではないでしょう。
こちらも周知の事実ですが、正社員になりたい人にとってはハードルが存在するということで、デメリットといえます。
ただし、受験する際は「マネージャーと部長の推薦」が必要になるので、これが得られるかどうかが肝になります。
以下で簡単に「正社員登用試験に合格するためのコツ」を伝授しておきます。
私自身の体験談でもあり、他の合格者をたくさん見た上での話です。
やることは2つだけです。
- 卒業の1年半〜1年前くらいから「自分は正社員になる」と”できる限り大きな声で”公言し、グループや部内に認知させる
- 公言した後は周りの協力を仰ぎ、何かしらの実績を残す(表彰を取るのが最もわかりやすい)
非常にシンプルですが、この方法が鉄板です。
特に①が重要です。
これはリクルートに限らずですが、何かしらの主張を大きな声で公言すると、周りの人たちが協力してくれるという力学が働きます。
マネージャーもあなたに対して、「それじゃあ協力してやろうじゃないか」と、アドバイスをくれたり、より高いレベルの仕事を求めるようになります。
このようにして周りを巻き込むことにより、自分の道はいとも簡単にひらけていくでしょう。
少し話が逸れてしまいましたが、次に3つ目のデメリットを解説します。
一般的な企業と同様、リクルートにおいても契約社員は正社員と比較すると給与が低いです。
ただし見逃してはいけないのが、後ほどメリットでも紹介する「(一般的な契約社員と比較して)給与が高い」という点です。
「契約社員 年収」でググってトップに出てきたサイトの情報によると、契約社員の平均年収は以下の通りです。
東京都産業労働局が公表しているデータによると、ズバリ契約社員の平均年収は362.9万円です!!
契約社員の給料が正社員より“高い”!?「契約社員のお金事情」を徹底調査
一方で、リクルート契約社員(ホットペッパー営業)の1年目の平均年収は首都圏勤務で約410万円です。
ここから基本的には毎年昇級していきますし、3年目は500万円には届きませんが、450万円以上貰っている契約社員は普通にいます。
契約社員のほとんどが20代であることを考えれば、少なくとも「中の中」は貰えると考えてよいです。
リクルート契約社員のメリット

次に、メリットを整理していきます。
【成長】
- 営業未経験でも働くことができる
- 正社員と同じ仕事内容を任せてもらえる
- 業務における裁量が大きい
- 教育や研修精度が超充実している
【待遇】
- (一般的な契約社員と比較して)給与が高い
- 契約満了後100万円を貰える
【その他】
- (一般的な契約社員と比較して)正社員登用率が高い
- 転職しやすくなる(「元リク」の箔がつく)
まとめると、リクルートは「契約社員としては恵まれた待遇の中で、たくさんの成長機会を得られ、自らの市場価値向上を図ることができる」環境なのです。
私もリクルートの契約社員を卒業して博報堂に入社できましたし、その後のキャリアや年収は、リクルート入社前には考えられないレベルに達することができました。
以下で1つずつ説明していきます。
成長
応募資格:未経験者、大歓迎!高卒以上
エントリー|契約社員採用|リクルート RECRUIT
上記は株式会社リクルートの公式採用HPからの引用です。
未経験 or 経歴が浅い人が入社することを前提として教育カリキュラムが組まれているため、素直に取り組めばしっかりと成長できます。
人によってはマイナスポイントになるかもしれませんが、そのように考える人はこの仕事に向いていないのでやめておきましょう。
リクルートは、勤務形態による差別は皆無な会社です。
私はリクルート卒業後に複数の会社に務めましたが、リクルートほど雇用形態で対応を差別しない会社はありませんでした。
正社員と同様に期待してくれて、正社員と同様に任せてくれます。
裁量も与えてくれます。
成長したい人にとってはうってつけの環境が用意されています。
先ほどの「正社員と同じ仕事内容」という項目と重なりますが、リクルートの契約社員は裁量が大きいです。
例えば、自分が担当する顧客の広告掲載内容は提案から納品まで自分自身で責任を持って行います。
また、営業活動においても多くの会社ではマネージャーが対応する内容についても現場で判断して対応する事項もあります。
リクルートは、人材開発にめちゃくちゃ力を入れています。
契約社員に対しても例外ではなく、各種研修がたくさんあります。
具体的にどんな教育・研修があるか、思い出せる範囲で書いてみようと思います。
この他にも、各拠点でメンバーが主催して勉強会を行うこともあります。
このように、リクルートでは学ぶ機会が非常に多く、成長のチャンスがそこら中に落ちています。
待遇
先ほども触れましたが、世の中の「契約社員」の平均年収は363万円だそうです。
一方で、リクルート契約社員(ホットペッパー営業)1年目の年収は首都圏勤務でおよそ410万円です。
その他の地域も、その地域の平均年収と比較すると高い水準の給料が貰えます。
年収(給料・ボーナス)
【第一地域】年収:約410万円(1年目)
【第二地域】年収:約380万円(1年目)
【第三地域】年収:約350万円(1年目)
第一・第二・第三地域とは以下のとおりです。
【第一地域】東京、横浜、大宮、千葉
【第二地域】大阪、神戸、姫路、名古屋、京都
【第三地域】札幌、郡山、金沢、新潟、宇都宮、広島、岡山、高松、徳島、福岡、北九州、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島
圧倒的情報量!リクルート契約社員に転職する手順【byホットペッパー卒業生】
年収400万円の労働者からすると、結構魅力的なお金ではありますよね。
学習費用に充てるもよし、仮想通貨に投資するもよし、高級腕時計を買うもよし、一夜で使い切るもよし。。
その他
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【正社員登用率】49%(2020年6月卒業生)
圧倒的情報量!リクルート契約社員に転職する手順【byホットペッパー卒業生】
世間一般の感覚からすると、この正社員登用率は高いと思います。
さらに、この母数の中には「別に正社員になる気なんかない」という人もいますので、その点も踏まえると勇気が湧いてくる数字ですね。
ただし、実は「3年間勤務し続ける」ということが最大の難関でもありますので、正社員登用試験を受けられるまで日々の業務を頑張りましょう。
大前提、転職の際はスキル・経験・人柄・企業との相性などをベースに企業側で採用可否を判断します。
リクルートで3年間働くことにより間違いなくあなたのスキルと経験はアップしますが、その他のプラス要素として「リクルート出身」とタグ付けされる側面があります。
「直近までリクルートでバリバリやっていた人」というイメージを与えることができるので、特に営業職にはめちゃくちゃ受かりやすくなります。
そもそも契約社員とは(一般的には差異が大きい)

リクルートにおける契約社員のメリット・デメリットを確認したところで、一般的な契約社員について簡単に確認しておきましょう。
契約社員とは…
- 有期雇用である(契約期間に定めがある)
これが原理原則です。
つまり、企業との雇用関係において期間が決まっているのが契約社員です。
さらに、「一般的な」契約社員について説明しておきましょう。
- 「育成」の観点が弱い
- 待遇面で正社員と差がある(年収・福利厚生・休暇など)
この点に関しては、言葉を選ばずにいうと人材の「使い捨て」のようなことをしている企業もあります。
世の中には、立場の弱い者から搾取してでも「効率的」に経営を行おうとする企業が少なくありません。
その点リクルートに関しては、「契約社員をトコトン成長させ、転職まで全力でバックアップする」という素晴らしい仕組みを整えています。
正社員と契約社員では、似たような仕事をしていても待遇面で大きく差をつけられてしまうのが現状です。
「同一労働同一賃金」という概念の普及により、近年企業は仕事内容に少しだけ変化を与え、正社員と契約社員に100%同じ仕事はさせることはなくなりました。
とはいっても、やはり契約社員は正社員と比較して一般的に不利な条件であることが多いです。
リクルートにおける契約社員の立ち位置

一般的には、正社員と契約社員の差は仕事の内容に差があり、待遇にも大きな差が生じやすいということがわかりました。
一方、リクルートにおける契約社員(ホットペッパー 営業)は社内でどのような立ち位置なのでしょうか。
結論、ホットペッパー事業の中心的存在です。
契約社員がマジョリティです。
株式会社リクルートの飲食領域・ビューティー領域は、契約社員の存在なくして成り立ちません。
事業の売上の大半をつくっているのが契約社員であり、現場の人材教育においても契約社員が契約社員を育てています。
さらにリクルートにおいて必要不可欠な「ナレッジ共有(成功方法の汎用化)」の発信源もほとんど契約社員ですし、本当に事業においてなくてはならない存在なのです。
チームリーダーやグループマネージャー層も契約社員からのたたき上げの人物も相当数いますし、雇用形態による差別は皆無な環境です。
リクルート契約社員の内定を勝ち取る手順

リクルートの契約社員試験は、倍率は高いのですが受験している層のレベルが実はそこまで高くないので、きちんと準備をすることによって合格率はかなり高められます。
以下の記事で詳細に説明しているので、リクルート契約社員(ホットペッパー営業)の内定を得たい人はご覧ください。

簡単に内容をまとめておくと、具体的には以下のような手順です。
- 【はじめに】リクルート契約社員の概要とメリデメを知る
- 【手順1】リクルート契約社員の実情を知る
- 【手順2】リクルート中途採用試験の事前準備をする
- 【手順3】リクルート中途採用試験の面接対策をする
- 【手順4】リクルート中途採用試験を受験する
- 【手順5】「3つの質問」から入社すべきかどうか判断する
【結論】リクルート契約社員「メリットVSデメリット」はメリットの勝利!

最後に改めて結論を述べます。
リクルート契約社員(ホットペッパー営業)は、デメリットを上回るメリットがあり、「いまの自分を変えたい」「成長したい」と考えている人にとっては最高の環境です。
雇用形態は契約社員ですが、入社してしまえば不安定さは特段ありません。
むしろ安定した将来を迎えるための修行期間と考えれば、非常に恵まれた環境です。
3年の契約途中で不合理に切られることも99%ありません。
(嘘はつけないので言っておくと、私が在籍していた3年6ヶ月の中で、1人だけ切られたケースを見ました。ただし、仕事ができない上に言うことも聞かない人でしたので、レアケースと考えてよいです。)
- リクルート契約社員(ホットペッパー営業)のメリット・デメリットまとめ
【成長】
- 営業未経験でも働くことができる
- 正社員と同じ仕事内容を任せてもらえる
- 業務における裁量が大きい
- 教育や研修精度が超充実している
【待遇】
- (一般的な契約社員と比較して)給与が高い
- 契約満了後100万円を貰える
【その他】
- (一般的な契約社員と比較して)正社員登用率が高い
- 転職しやすくなる(「元リク」の箔がつく)
- 契約期間が「3年」と決められている
- 正社員と比較して給与・年収が低い
- 正社員になるためは正社員登用試験を受験しなければいけない